コーポレートストーリー
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埼玉や東京を中心に、関東エリアのニーズにお応えする「藤和土建工業」は創業してから30年以上が経ちました。
その長い歴史の中で、お客様との信頼関係を大切にしながら、実績を積み上げてきた当社。
そんな当社の歴史のうち、一部をご紹介いたします。
1980年、創業者・藤井和夫が個人事業として起ち上げた「藤和土建」。
ダンプ1台を武器に、従業員3人と手を携えてがむしゃらに働きました。
その甲斐があって徐々に仕事は増えていき、創業から7年後には「藤和土建工業株式会社」を設立。
藤井和夫は代表取締役社長に就任しました。
しかしそのわずか2年後、3人の息子を遺して和夫は急逝。
妻・恵美が代表に就任し、亡き夫の遺した会社を守ってさらに規模を拡大します。
しかし恵美も病に倒れ、その弟・橋迫昭二郎が代表に就任。その4年後に橋迫が急逝したあとを受け、2003年、創業者の長男である現代表取締役・藤井忠仁が代表に就任しました。
工業高校の建築家を退学して同業他社で修業をしていた忠仁は、若干22歳にして経理を含む社内業務と現場の采配など社外業務の両方を一手に担う立場に。
周囲からの「そんな若造がトップになっても、いずれ藤和は潰れるだろう」という視線を持ち前の意地で跳ね返し、父の代から会社を動かしてきたベテラン揃いのスタッフに支えられながら、経営基盤をさらに確固としたものにしてきました。
現在メインで請け負っている仕事は、外壁の塗替えやタイルの張替え作業で用いる足場を組む工事です。
土台となる部分がほんのわずかでも乱れていれば、高くなるにしたがって歪みが大きくなります。
万が一でも足場が崩れたりすれば、自社のスタッフや後工程に携わる他社のスタッフの身体や命を危険にさらすことになりかねません。
地面の状態を正確に見極め、ミリメートルの単位で水平を出して慎重に作業していきます。
この業界では、職人として「一人前」と呼べるようになる経験の目安は、約10年と言われています。
作業そのものはもっと早くに身につけられますが、職人たちをまとめて全体の進行を管理できるようになるには、それくらいの経験が必要です。
当社に限らず、建築業界は若手不足が深刻。
現場仕事には「きつい」「汚い」といったイメージがあるせいか志望者が少なく、せっかく採用したスタッフがすぐに辞めてしまうケースも少なくありません。
仕事には大変な面があって当然ですし、技術は先輩スタッフがしっかりと指導します。
ただ、当社ではそれ以外の面で窮屈さを感じずにすむよう、年長者と若手とで適度な距離を保ち、若手だけで飲んだり相談し合ったりできる環境づくりを心がけています。
今後も事業を発展させ、しっかりと利益を出して従業員に還元していくことが当面の目標です。
さらに当社が工事を手がけたお客様から、「頼んでよかった」と思ってもらえるような仕事をしていきたいという想いもあります。
代表が若いことで軽く見られがちですが、仕事に対する責任感は決して他社に引けを取りません。
その目標に向けて社内に置く資材やスタッフの人数を増やし、事業規模の拡大を図ってきました。
短納期への柔軟な対応やコストカットが可能となったことで、さらなるお客様満足度の向上につながっているのではないでしょうか。
安全で確実なペースで、現状を維持するという方向性は当社にはありません。
若手が育つことで会社だけでなく、業界全体に活気が生まれてきます。
今後もどんどん若手を育成し、独立を促し、とび職に限らず他業種も巻き込みながら建築土木業界全体の若返りに貢献することも目指しています。